2013年2月26日火曜日

2月初旬酒蔵見学へ~その1~



大きな酒林(さかばやし)が吊るされた、越の誉(こしのほまれ)原酒造さん。

当店から歩いてもお散歩するくらいの距離のところにある、
古くからの酒蔵です。

地元新潟柏崎にて、創業以来200年も経とうとしております。

実は、こちらの酒蔵さんでは、
事前申し込みさえすれば、いつでも酒蔵見学をさせていただけます。

この日はちょうど大吟醸の仕込み中を見せていただけました♪(^^*


ともあれ、実は私、お酒はあまり飲めないたちで、
美味しい地酒があってもなかなか飲めないままに、
ここまできてしまいました。^^;


それ故に、

何度勉強してもお酒の知識が身につかず(汗)、

今回は難しい醸造の工程の説明はとっても自信がないので^^;;

ほぼ所感をのべさせていただきたいと思います!

あしからず ^^;



 さて、この度酒蔵の説明をしてくださったのは、
新潟の日本酒会でも名立たる杜氏(とじ)の平野さん!




眼光するどく、でもお話しをさせていただくと、
とてもあたたかみがある方です。

酒造りの宝。。。そんな言葉が浮かぶようでした。^^





実は、この酒蔵は、中越沖地震の際に全壊してしまい、
新しい酒蔵を建ててからは、酒造りも今年で五つくり目とのこと。


その際蔵の中は、見学できるように、室に窓などが設置され、
仕込み風景を拝見することができるようになりました!

ちょうど、この時は大吟醸の仕込み中でした。^^*




米の温度を測りながら、一定の温度を保つなど、感やスピードなど、
技術がいる仕込み。緊張感が漂っています!




よい米麹ができますように!




この麹室の前には・・・





ずらりと越の誉が受賞した賞状やトロフィーが!
どれだけ全国的にも良酒をつくっている蔵なのか、
これだけでもよくわかります!


ちなみに、大吟醸ではたかね錦というお米を使って仕込むそうですが、

お米が割れないように、約3日もかけて、
お米を磨くそうです。



磨くとこんなふうに、
しんの部分だけが残って、
削る精米歩合が大きいほど、
澄んだお酒ができるそうです。

大吟醸は50%くらい削ってしまいます。

贅沢極まれりって感じですね~!



そしてその先にあるのは・・・ (その2に続く)


2月初旬酒蔵見学へ~その2~



さらに奥へ進んでいくと、
今まさにお米の吸水作業中でした!



お米の吸水時間もとてもシビアに設定されており、
給水量が変わってしまうと酒のお味にも影響してしまいます。



なんだかこちらまでドキドキしてしまいます(><)



こちらはお酒を寝かせるタンク。
琺瑯(ホウロウ)製のタンクだそうです。



そうしてできたお酒は、種類によっても変わりますが、
一般のお酒はこちらで絞られます。



そう、この間でお米がしぼられ、
酒粕が残るのです。

吟醸酒などはあまり絞らないので、半分くらい酒粕として残ります。




あ!見慣れた粕板が!!

ここで絞られて板状になるんですね~^^*





さて、蔵をぐるりと一周して平野さんとはお別れ。
本当に貴重なお話しを聞かせていただき、ありがとうございました!


その後、酒彩館(しゅさいかん)という、お酒の販売コーナーへ♪

もうここまで仕込みの様子を見てきたら、
あまりお酒の飲めないと思っていた私でさえ、

日本酒を飲まずにはいられなくなっております(笑)


やっぱり知ることって本当に大事ですね!

でもたくさん種類があってどのお酒にしようか迷ってしまいます。。。^^;


そこで見つけたのが、
この写真にのっているお酒。

日中国交回復を記念して、
田中角栄氏が酌み交わしたのが、この越の誉を8年寝かせた『もろはく』だったとか。。。





でも、大切な何かの記念日に飲みたいなと思ってとっておいたところ、
日本酒好きな知人に、


「通好みなお酒を選んできたね・・・」

と言われました^^;


どうやら、8年寝かせるだけあって、ちょっと玄人向きのお酒だったようです。^^;


日本酒ビギナーの私は、
もっと飲みやすいものを選ぶべきだったか!?( ̄□ ̄;;



ともあれ、


その後は、飲みの席でもたしなむ程度に日本酒を飲めるようになり、
本当に美味しいお酒を味わうことができるようになってきました。^^*


なかなか訪れることのできない酒蔵ですが、
こうしてお酒つくりのいったんを知ることで、

同じ発酵食品を扱うものとして、
さらにお酒のことを知りたくなりました!



ご機会あれば、ぜひ地元の酒蔵へ足を運んでみてはいかがでしょう?

予約をすれば、見学をさせてくれる蔵も多いようですよ!


以上(わからないなりの)酒蔵見学レポートでしたw(^▽^)







2013年2月2日土曜日

千代紫醤油を使ったシュトーレン!


シュトーレンってご存知ですか?

実は、私は今まで食べたことがなかったのですが、
ドイツでは最も有名なお菓子だと伺いました。

食べるのはクリスマスの時期なんですよね。^^

・・・

クリスマスの4週間前、キリスト教でいう降臨節(アドベント)に
シュトーレンとろうそく4本を用意します。

ろうそくは日曜日ごとに1本ずつ灯しだんだんと明るくし、
シュトーレンはスライスしてすこしずつ食べます。

クリスマスを迎えるころにはろうそく4本すべてに火が灯り、
部屋が明るく暖かくなり、

シュトーレンはちょうど食べきるころになります。

・・・


昨年のクリスマスに初めてその存在を知った私^^;


知れば知るほど奥の深いお菓子のようで。。。


ちなみに、シュトーレンはドイツでは、
お菓子ではなく、パンの部類だと伺いました。



ドライフルーツが練りこまれていて、
少ししっかり作ったパウンドケーキのような生地です。

切ると、ふんわりとっても香りもいいのです。^^


実はこのシュトーレン、当店の千代紫しょうゆを使用して、
しょうゆラスクを作ってくださっているおいしいパンの店ソフィーさんが、

そのお醤油を使用して作ってくださったもの^^*


「少し熟成させて食べてみてください^^」


とのことで、買ってすぐの味わいと、
少し時間をおいて食べる味わいを比べてみることに。


時間を少し置くと、さらに芳醇な香りと
しっとり感が楽しめる気がしました。^^*


今ではクリスマスの時期でなくても
いつでも食べてよいものだそうなので、


まずは、その味わいを堪能して、
今年はシュトーレンでクリスマスを迎えようかな^^*


まだまだ知らない美味しいものがいっぱいだな~w