2010年7月16日金曜日

7.16ありがとうの日

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日が暮れて、キャンドルがふんわりとした火を灯し、見ているだけで、
なんだかほっとする思いがしました。

今日で、震災より三年。

お世話になった全国のみなさんに、感謝を伝えようという日でもあります。


当店でも、たくさんの方より励ましのメッセージや、ご支援をいただきました。

この場を借りて、心より御礼申し上げます。


お世話になった方へのメッセージをキャンドルに託す中に、
私の友人へ向けたメッセージもみつけました。

今遠くにいる、震災時助けてくれた友人への言葉です。


駅前復興公営住宅の広場にキャンドルが灯され、ありがとうの気持ちをその火に込めています。

このキャンドルのイメージは、『輪』(わ)。

人とのつながりをそこに現しているそうです。

その『わ』には、『和』『環』そして、『円』や『縁』の意味も詰まっています。
そして、流れるようなキャンドルの曲線には、
震災で感じた人とのつながりを、表現しているということでした。



しばしキャンドルをみつめていると、
どこからか、歌声が聞こえてきました。。。

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ベンチにすわりながら、おばあちゃんたちが、
「ふるさと」の歌を口ずさんでいました。

『♪うさぎ 追いし かの山 こぶな 釣りし かの川~・・・』

なんだかとっても心地よく響いて、聞き入ってしまいました。(^^)

その中に、私のお知り合いのおばあちゃんの顔をみつけました。

ご近所のおばあちゃんでしたが、地震で家が崩れ、この復興公営住宅に入られたと聞いておりましたが、その後ほとんどお会いしておりませんでした。

でも、みんなで歌を口ずさむ笑顔がみれて、お元気そうで本当によかったなぁ。(^^)

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すると、ギターをお兄さんが持ってきて、伴奏が入ります。
しばしたのしそうな、歌声が広場に響いていました。

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キャンドルをみつめながら、まわりではその当時の様子を語りあったり、もの思いにふけったり・・・


しばらくそこでキャンドルの灯りをみつめた後、
コンビニの前で開かれている、もうひとつのキャンドルナイト会場へとむかいました。

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こちらも、イメージは『和』(わ)。

火を見ながら、訪れた人が和み、すこし足を止め、
あの日を振り返っているようでした。

わたしたちも腰を下ろし、しばらく火のそばでお話ししたり、
ぼうっとしたりしていたのですが、

時間も終了となり、最後はその場にいた全員で、
ひとつひとつ火を消していきました。

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主催した方が、最後にこんなことを言っていました。

『記憶は思い出さないと、思い出にならないんです。

だから、思い出してください。

そうすれば、その記憶は思い出に変わります。』


応援してくださったみなさまに心からの感謝をこめて。

『ありがとうございました!』

2 件のコメント:

  1. ステキな夜でしたね 

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  2. >mapleさん

    はい。とってもすてきでしたね!(^^)
    来年もどこかでみれるとよいですね♪

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