2009年10月15日木曜日

あたたかい紙。


ふわりと風合いのある手漉きの和紙。

柏崎の中でも、雪の多い地区高柳には、今も手漉きで紙を作り続ける
和紙工房があります。






新しい工房をもう一つ建てた際、その上をギャラリーとして開放しています。



以前から、当店でもこちらの和紙で出来た便箋や封筒を、
店頭に置かせていただいていたのですが、

こちらの工房にうかがわせていただくのは初めてです。



窓からは高柳の棚田が広がります。





高柳の棚田は日本の棚田百選にも選ばれています。


ちなみに当店のはさかけ米は、この高柳地区で収穫したものを
お届けしています。

http://www.echigomiso.net/hasakakemai.html





お洋服も売っているのね・・・とよく見たら、これも紙!!





これらの原料になるのが楮(こうぞ)。




これを蒸して、表皮を削り取り、
白皮にして干すそうです。




アク抜き?




白くなって干されていました。







黒皮などが入ると模様になるんでしょうね。







冬はこのあたり一帯すっぽりと雪に覆われてしまいます。


昔はこの地区でも、和紙を漉く家が多かったそうですが、


今では小林康生さんがここで『越後 門出和紙』を
作るのみとなってしまいました。


門出(かどいで)とは、この地域の名ですが、めでたい名であることから、
祝いごとなどにも引き合いがあるそうです。


雪が降りその上で楮を干すと、雪が楮の皮に含まれるアクを吸い尽くし、
冬の日差しとで、雪のような白さになるのだとか・・・


その光景もみてみたいものです。




さわると、ほんとにあったかいんです。



今回、工房にうかがって、今も手仕事を大切にした「もの作り」があることに
なんだかほっとした気持ちがしました。


そこに作り手の想いを感じられたとき、もっとその良さを
みなさんに伝えたくなりました。



残念ながら、商品の数に限りがあるため、当店のネットショップでは、
販売することはできません。


ご興味のある方は越後門出和紙さんのHPからどうぞ。^^

>越後門出和紙
http://www.kadoidewashi.com/index.php



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